辻地区社会福祉協議会
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ホットな話題 その12 掲載日:平成15年12月8日 バックナンバーは、お申し出いただければお届けします
住民福祉講座「障害を学ぼう・・・」 シリーズ
辻地区社会福祉協議会では、事業計画の一つとして、住民福祉講座「障害を学ぼう・・・」をシリーズで開催しています。これは地域福祉活動計画づくりの学習会も兼ねて、地域の皆さんに、障害者について「ほんとのこと」を知っていただき、偏見や差別のない明るく温かな「誰もが住んでよかったと言えるまち」づくりに役立てようとするものです。

第2弾 「1メートルから見えるもの」
車椅子から語る杉本和美さん
去る平成15年11月29日(土)13時30分から、はーとぴあ清水4階の機能訓練室で、「障害を学ぼう・・・」をシリーズ第2弾を開催し、『人間(障害者)をどう見るか』をテーマに《1メートルから見えるもの》を演題として、杉本和美さんの実体験をもとにした障害に対する全般的なお話をいただきました。
今回は、開催時刻を土曜日の午後にしたこともあって小中学生の参加もあり、また、地区外の聴講者もお見えになって、大変有意義な研修会となりました。

杉本さんは、障害を持つことになった交通事故、その後のリハビリテーション、現在の体調や生活などご自身のことを「教訓」を交えて話されました。また、質問への答えも併せて、参会者の皆さんの胸を大きく打つものがあったことと思います。

杉本さんの提案
障害者・高齢者の迷惑にならないよう、道路にビン・缶・ペットボトルのポイ捨てはやめてほしい。
(缶やペットボトルが車椅子の車輪に絡み、転倒することがあります)
(道路などが汚れていると、家に車椅子で入るのが辛くなります)

みんなのマナーの問題です。
小さいときから躾を身に付けるようにはじめましょう。(静岡では子供たちがごみ拾いを一生懸命実行しているところがあります)

質問に答えて
Q 街中で、障害者への手助けは、どのようにしたら良いですか?
A 絶対に身体に触らないこと。「何か不自由はありませんか」と声を掛けて
  ください。
  また、 言語障害の人への対応は絶対目線を離さないでください。口の
  動きを見てゆっくり話せば、気持ちは通い合います。(聞き取れないとき、
  聞き返すことは失礼にはなりません)

聴講者の一言
リハビリ中、ある人に出会って限界への挑戦の志を抱いた」との話に、私も気の高ぶりを覚えました。
健康の人より障害が少し多いと考えればよい」とした考えに、プラス思考の大切さを学ぶとともに、自分
  にも障害があることに気づく良い機会になりました。
障害者を、気の毒だとか大変だろうと思わずに、同じ目線で」とのご指摘が心に残りました。
リハビリの考えとして”自分だけで1時間かけて食べるよりも,人に食べさせてもらった方がおいしい
  いう考え方
 ・個人の出来ることとして”ごみをひろう”ということがまち作りだけではなく,福祉にもつながるという見方
 ・福祉大学の学生の”障害者に自立を促すために手を出さない”という態度よりも静大の学生の”ドアを
  開けてくれる”という態度の方がうれしい
という意見
  がとても勉強になりました。
  いつも思うのは,実際に障害を持つ人に会ったり,話を聞いたりしないとわからないことたくさんがある
  なぁということです。
聴講された方で、感想をお持ちの方はメールでお知らせください。この欄に追記します。

「障害を学ぼう・・・」シリーズは続きます。 ぜひ皆さん、ご期待、ご参加ください。



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