辻地区社会福祉協議会
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地域福祉活動計画の実践
地域福祉活動計画の推進状況 その10 掲載日:平成17年12月5日


気軽に懇談しよう会(住民福祉懇談会) 開催
テーマは 地域福祉と先の選挙結果が意味するもの

去る11月24日(木)午後6時30分から辻六区公民館で、常葉短大副学長・山本伸晴教授を講師として「住民福祉懇談会」愛称・気軽に懇談しよう会が開催されました。
第1部はテーマに沿っての基調講演、第2部は会場を移して「飲みにケーション」出の懇談会。いつもながらの和やかな雰囲気で懇談会は進みました。

第1部 基調講演
調講演では、多くの国民が望む「改革」が、どのように地域の中に活かされていくのか、あらためて考える機会を与えていただきました。
以前から動いていた地方分権への流れとして、たとえば介護保険に見られるように、実施主体は國や県ではなく市町村が主体となるなど、その様相は大きく変わるものと思われます。
その介護保険は今ちょうど5年毎の見直しの時期。改正の中身とともに、障害者自立支援法制定など、これからの地域のあり方について、いろいろご示唆をいただきました。
なお、ご講演の中で触れられた当地区での地域福祉活動計画、また、策定段階での子供を交えた「夢づくり100人委員会」へのお褒めの言葉に、胸を熱くしたのは筆者だけではありますまい。


山本伸晴教授の講演風景


第2部 懇談会
懇親会は、日本間で、車座になり和気藹々に進みました。
みなさんからの質問や意見を受けて講師が、また、場合によっては地区社協役員が答える形を取りましたが、多岐にわたった発言項目のうち、主だったものを、次に掲げます。
                懇談会発言項目
1.年金を貰うより生活保護の方がたくさんもらえるという話もあるが。
2.規制緩和されていく危険な点もある。建築確認の問題は民間に任せたので問題が出た。
3.NPO法人、福祉の問題、行政が遅れている。
  税金の使い方を市民に評価させるというのが出てくる。
4.アンケートに文句を言いたい。国勢調査をやった後だったので「なんでアンケートをやるの」という意見
  がたくさんあった。
  記名だと全部わかっちゃうから封筒を用意した。
5.アンケートに名前を書くのがプライバシーに反する。(ボランティア調査書を誤解したものと思われる)
6.表彰された方の紹介
7.災害が起きたらボランテイアセンターを立ち上げるのに3日かかる。
  東海地震が起きたら1週間かかる。
山本伸晴教授を囲んで話し合った懇談会風景

参会者からの一言
いつも山本伸晴先生のお話を伺い、新しい時代を少しでも感じ取ることが出来て幸せです。
今回も、良し悪しの判断は別にして、郵政事業の民営化や義務教育の国庫補助廃止のことなど、身近な問題としてあらためて教えていただくことが出来ました。
ことに介護保険のことは、サービスをを利用している我が家にとっては重要な話題。参加させていただいてよかったです。
それからもう一言。 ボランティア栃の会の作ったご馳走がおいしかった!