これだけ社会福祉の状況が一般的になったにもかかわらず
学校では正規の教科にならず
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社会福祉は特別な人ものではなく生活上必要なものの感覚になってきている。しかし、学校教育で小学校・中学校および高等学校までの正規の教科の中に社会福祉がない。
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なぜ知識教育だけになるのかが疑問
生活の支援の基本なのに
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受けることのできる色々な福祉サービスを小さい時から知っているかいないかで相当ちがう。生活を支援する一番の基本的な問題なのになぜか教えないのか?教育のサイドで教えていかないといけない。 |
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初期の福祉教育は神奈川の高校で(事例)
この感覚が本来の福祉教育
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神奈川県の高校で、障害を持つ子供の施設へ行ったら、みんなでサッカーをやりたいとの事でボールをプレゼントする事としたが、スポーツ店で売っているボールは硬くてダメでやわらかいボールを作る事とした。40cmのボールを作るには、一辺が何cmの正5角形の布が何枚必要か?授業での課題が出来た。目的が見えてきたため、数学嫌いの子も取り組み、数学が好きになった。何のためやるのか?と考えること… この感覚が福祉教育である。 |
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その後社会福祉の、特に身体障害の関係の体験が福祉教育に
車椅子が特殊でなくなったことは評価
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親子の関係うまくいかなくなった子が、或る時、乳児院に行った。赤ちゃんがにっこりと笑った。「お母さん、お父さんはあなたのことをかわいがってくれたのよ。」といわれてワーッと泣いた。それから突っ張らなくなった。これが福祉教育。
車椅子やアイマスクの体験など最近は形から入るところがある。たとえば挨拶、挨拶は強制してやるわけではなく、何回かあっているうち自然に出てくる。これが本当の挨拶であり、「こんにちは」だけでなく、次の言葉が出てくるやりとりの関係が必要である。 |
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辻の社協活動は福祉教育の原点
100人委員会や、調査に関わることから、地域の福祉がどういう仕組みになっているかがわかってくる
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辻でやっている社協の活動は福祉教育の原点。しかし、社協のこの活動だけで子ども達の福祉教育100%が出来るとは思わない。また、学校だけで出来るとも思わない。学校でなければできないこともあるが、地域でなければできないこともある。
小中の先生に地域の中に入っていただくことが大事。家族、家庭がある。何が起こっても皆で解決するためには、どういう方策を採ったらいいか。 |
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地域の福祉教育を強化すること
事あるごとに子どもと一緒に次の世代に残す文化
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次に残す辻の文化ではないか。このような文化は学校では認識できない。小さいときからあるごとに、皆がいないとやっていけないんだぞ、ということが大事。
私は、人と人とがどういうつながりを持つかができてくると、福祉教育が自然にできてくると思う。
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