辻地区社会福祉協議会

地域福祉教育の推進
 いってみよう会 (住民福祉講座) 
地域福祉活動計画の推進状況 その42 掲載日:平成19年3月31日
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小地域福祉教育推進事業
住民福祉講座 稲葉哲也氏講演会
3月24日辻小学校体育館で、視聴覚障がい者でありながら2000年シドニーパラリンピック(障害者のオリンピック)柔道5位入賞の稲葉さんを招き、エピソード、パラリンピックの裏話を聞きました。 
稲葉さんは運送業を営んでいましたが、11年前原因不明の病気により徐々に視力がなくなり、今では全盲に近い状態です。始めのころは家の中に閉じこもり、人には会いたくない、白い杖を持つ事に抵抗を感じていましたが、3人の子供が大きくなるに連れ、「お父さんががんばっているのを見てもらい」たいと、中学時代にやっていた柔道に取り組み週2回のトレーニングから初め、パラリンピックに出場するまでになり5位に入賞しました。

そして新たなる挑戦として、今度は子供の夢である「競輪選手」にと、子供と一緒に、子供に見本をと自転車に取り組んでいます。
障がいを持っても家の外に出る事によって多くの人と触れ合い、心のリ ハビリになり、今では目が見えなくなってよかったとも話していました。
 「子供は縛り付けない 親が見本を見せる」 障がいを持つ身になっても、人から助けてもらうのではなく自分から、他人を当てにしない・他の人に自分の意見や考えを押し付けないとの気持ちでいるそうです。 



当日会場では即席のマットを引いた柔道場で、子供たちと柔道を対戦してくれました。
パラリンピックで世界5位のアスリートとの対戦では、対戦した全員が投げられましたが、子供達にはきっといつまでも記憶に残っていると思います。

障がいをもっている人には、普通の人と同じように付き合ってもらえることが「福祉」
の言葉が印象的でした。




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